5章4項 ズームバッグ・ホルスター型カメラバッグ
一眼レフ形状のカメラバッグの長所&短所
おおまか解説
ポシェット的/ウエストベルト等で吊り下げるタイプのカメラバッグ。検索する際は「ホルスター カメラバッグ」または「ズームバッグ カメラバッグ」で並んできます。
解説前の一枚
宮崎と鹿児島にまたがる霧島連峰の高千穂峰。腰にぶら下げたホルスター型カメラバッグは森歩きや森林限界超えの登山道での本気系撮影装備。
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リュックと併用できるズームバッグ・ホルスター型
真剣勝負のプロタイプ
一眼レフの形状そのもののおにぎり型のカメラバッグ。必要最小限のカメラ用品のみを収納し、強化したウエストベルトで腰にぶら下げて山道や秘境を進んで行く。高所作業の工事人などのプロが愛用するスタイル。
カメラ散歩の持ち物例
カメラ散策の持ち物をリストアップ。・カメラ・レンズ・フード・フィルター・レンズペン・バッテリー・SDカードケース・スマホ・モバイルバッテリー・三脚…etc。登山であれば速写機材を外付けにし、登山リュックにその他を収納。
群馬県の尾瀬ヶ原の木道を行くボッカ(歩荷)さんをパシャリ。ただ到着するだけでも大変な場所へ「写真を撮りに行く」…移動と速写を両立させたプロ仕様のカメラバッグが腰に吊り下げたホルスターカメラバッグ。
ズームバッグ系カメラバッグのメリット
登山・秘境の撮り歩き
急変する天候や迫りくる日没、一瞬の雲の切れ間に見える絶景や小動物との遭遇などの全てのシャッターチャンスを活かすにはカメラを「背負って」いては気力や手間的に無理。執念と本気の人の撮影バッグ。
自分専用に改良しよう
写真のホルスターカメラバッグは廃盤品。腰に密着するようにチクチク糸で補強したり、ホームセンターで高所工事作業者用のウエストベルトに差し替えたり、プロ同様に自分の使いやすいように改良しています。
登山(撮影)時に必ず持って行くホルスターバッグ。鉄の板を買い、体側で安定するように中に入れました。登山リュックでも「本物」はフレームのプレートが使われていますよね。活用する世界が山なので、「大げさ」等と他人の目は気にせず装着して撮影に集中しています。
ホルスター型のデメリット&合わない場所
観光地では恥ずかしい
腰に吊り下げるカメラバッグはリュック等を背負い、両手が開いていなければ危険な場所での撮影のための装備品。おしゃれをなヒラヒラなスカートの女性が歩いているような観光地は場違いなカッコに。
街・都会に合わない
ウエストベルトではなく、肩掛けベルトでポシェット的に持ち歩く分にはマシですが、形状的にカメラ一台しか持ち歩けないスタイルになるので、街歩きならショルダーバッグやリュックタイプを装備選択しよう。
基本的に秘境撮影系のカメラバッグ。プロカメラマンっぽく見えますが、プロカメラマンがその場にいるのは「写真を撮りに来ている」ため。収納時もむき出しではなく、速写可能な理にかなった形態なので撮影に対する機能は最高に良いバッグです。
こんな場面に活用したい
ライダー・取材系バッグ
バイクツーリングなど機動力を活かした旅を楽しみたい人、書籍や出版などの取材活動に近いスタイルで写真を撮る人に使い勝手の良いカメラバッグです。
野生動物の撮影に
写真はイヌではなく北海道のキタキツネ。たぬきやカモシカ、リスやワシなどの野生動物や、登山での高山植物や高層湿原の一眼レフ撮影に最適なスタイル。
素晴らしい景色の写真を撮りたい時はそんな風景のある場所におでかけしない限り撮ることはできません。住んでいる街の人工物ならスマホの写メフォトでも、人の少ないきれいな世界へ行ったのならちゃんとしたカメラで撮りたいし、それを趣味や楽しみにするのもいいですよね。