1章4項 低予算でのプロテクトフィルターの選び方
[初心者向け]セカンドレンズ用のプロテクトフィルター
おおまか解説
常用系フィルターであるプロテクトフィルターは新しくレンズを購入した時に例えフィルター径が同じサイズだったとしても「使いまわし」するのはとても面倒です。かといって裸のレンズを持ち歩くのはまたモヤモヤします。
解説前の一枚
富山県の国宝・瑞龍寺山門の金剛力士さん。おくちを閉じているので阿吽の「ン」の担当さんですね。金網ごしに撮っていますが、常時プロテクトフィルターを付けているのでレンズの淵もガラス面も安心の無傷撮影。
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プロテクトフィルターの買い増し
大きなフィルターは高価
どうにもこうにもどうにもならないのが「物の値段」。保護フィルターであるプロテクトフィルター(レンズプロテクター)は画像が向上するわけではない画質に影響を与えない保護フィルターのため、新しくレンズを買い増しした際に「どうするか」を考えるはず。
違い=汚れが付きにくい
プロテクトフィルターは「絶対付けておいた方がいい」です。あなたのカメラとレンズはこの先、いろいろな場所を探検したり雨や霧の世界に触れていきます。ダイレクトに裸のレンズのガラス面を拭きながら過ごすより、安心して使える状態でおでかけを。
モノの値段が変わらない以上、本人が悩んで決めるだけのお話なのですが、カメラのおしゃべり雑談として『低予算でのプロテクトフィルター』をネタにお話ししていきます。予算に余裕のある人は高級プロテクトフィルターのページへどうぞ。
レンズキャップとフードについて
キャップもレンズ保護
レンズキャップですが、カメラバッグの中が綺麗だとしてもキャップを付けてから中に入れましょう。もしレンズキャップを失くしても市販されていますので、カメラを持ってどんどん遊びに出かけましょう。
レンズフードも保護力あり
構図内に直射日光が入らないようにするためのレンズフードも市販されています。フードを付けるとレンズまでの空間ができるので、カメラをバッグから何度も出し入れする人はレンズキャップ無しでも〇。
使用頻度の低いレンズに無印DHG
中華フィルターを除けば一番安いレンズフィルターがマルミのDHG(ノーマル)レンズプロテクト。汚れのふき取りやすさはPRO1Dより良くないのですが、二本目の望遠レンズなど同類のレンズを買った時、ほとんどの時間は良いレンズの方を使うことになるので安くていい人はこれでいいかも。
最新 | DHGレンズプロテクト |
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定番のPRO1Dも安い物クラス
「スタンダード」というイメージが定着しているケンコーPRO1Dシリーズのプロテクター。なんだか良さそうなイメージがあるものの、防汚性(汚れの拭き取り易さ&にくさ)はDHGとほとんど変わりません。
最新 | PRO1D プロテクター |
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余裕があればDHGスーパーレンズプロテクトを
「スーパーレンズプロテクト」であればもはや買い替えの必要はなくなります。汚れの付きにくさはマルミやケンコーの高級品と変わりはなく、最初からこのレベルのものを付けていると汚れの映り込みに関する低画質失敗写真が減るはず。
サブレンズ向けのプロテクトフィルター
初級・初心者向けのプロテクター解説と同じ例示なのですが「低予算」のレンズ保護フィルターとして『PRO1D プロテクター』や『DHGレンズプロテクト』、「ちょっと良い物」として『DHGスーパーレンズプロテクト』の紹介になりました。ケンコーはロータスやクイント、ゼータやゼクロスなど、とにかく細分化してユーザーに高級品をいくつも買い替えさせる経営戦略のため、初心者はわかりにくいかも。