5章1項 お出掛け用途別カメラバッグの選び方
行く場所で違うカメラバッグ
おおまか解説
『ショルダー/リュック/ホルスターのカメラバッグ』をお出掛け用途別視点で解説していきます。カメラバッグの選び方として参考にしてみましょう。
解説前の一枚
岩手県の平泉中尊寺境内の守護神・白山神社。こんな感じの普通の観光地なら箱型ショルダーバッグがいろいろ入れられて一番ラク。
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用途別のカメラバッグ選び
お出掛けバッグは大切
一眼レフでもミラーレスでもレンズにバッテリー、清掃用品やSDカードケースなど持ち物が増えていきます。カメラの場合は全部持ち歩くのではなく、行く場所に応じて持ち物やカメラバッグを選択していきましょう。
リュックとショルダーは別物
荷物は身体の中心に近い状態ほど重さを感じにくくなります。ショルダーバッグより背負うリュックタイプの方が軽くて楽ではあるものの、カメラを取り出すのにリュックを降ろさないといけません。さあ、考えて行きましょう。
カメラバッグのざっくり解説
ショルダーバッグ
肩掛けタイプのショルダーバッグ型カメラバッグ。カメラ以外の小物を入れられる意味で遠方からのおでかけ散策に向いているカメラバッグ形態。ただし、車で撮影地まで来る人は駐車場からしか担がないのに大げさ。
カメラリュック
背負うタイプのリュック型カメラバッグ。写真はカメラにアクセスしやすいワンショルダータイプ。純粋なリュックタイプは長時間のトレッキングも可能な反面、レンズや三脚の取り出しに一手間かかり、シャッターチャンスを逃しやすい。
ズームバッグ
ウエストベルトで一眼レフをぶら下げるような形状のカメラバッグ。「ホルスター」や「ヒップバッグ」など名称はそれぞれ。両手が空き、必要時は速写可能。電気工事やとび職人などの工具運用発想に近いプロ向けのスタイル。
カメラクリップ・他
カメラ本体を裸のままベルトやリュックに固定するスタイルの補助グッズ。クイックシューのシステムを外付けのカメラ保持に転用したホルダースタイル。本家でもパチものでも過信は禁物。落ちれば一発アウトなので常用は控えよう。
その他、ハンドストラップのカメラグリップや、たすき掛けにぶら下げる用の長さのショルダーストラップなどの収納・運用・装備アイテムもあり、マイカー移動する人は「カメラバッグ」が不要な人もいます。行く場所・撮る場所・滞在方法に応じて使いやすいカメラバッグを持って行きましょう。
カメラ散策の持ち物って?
カメラ散歩の持ち物例
カメラ散策の際にカメラバッグに収まる可能性のある持ち物をリストアップ。・カメラ・レンズ・フード・フィルター・レンズペン・予備バッテリー・SDカードケース・スマホ・モバイルバッテリー・三脚…etc
他の持ち物は別に用意
私事なのですが、カメラ用品を収納したカメラバッグは写真のためであり、登山や湿原であれば登山装備を、キャンプ予定ならテントやランタン等、『プラス』で専門装備を持っていきます。(バイクです)
バッグは一つにこだわらないのが吉
カメラと違い、リュックやバッグは洋服と同じで所詮は原価の安い布。安くても機能的な商品がたくさんあります。カメラバッグに関しては数万円の一品ではなく数千円の数品を。「使い捨て」ではなく「使い分け」を気軽にしていきましょう。