1章1項 レンズフィルターの種類
[初心者向け]フィルターについての基本知識
おおまか解説
スマホではないカメラのレンズには「フィルター」を取り付けるネジ山があります。一般的なフィルターは保護フィルター、偏光フィルター、減光フィルターの三種類。
解説前の一枚
青森県の奥入瀬渓流へ行った時に撮った一枚。春・夏・秋と違う表情を見せてくれる森の中のせせらぎ。さて、あなたならどんな写真用品を用意して行く?
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いろんなフィルター…の前に
(レンズ)フィルター
昔、写真を印画紙に焼き付けて現像していた時代、写真の撮影は一発撮りでした。現像液に浸けて浮かんできた写真が全てだったので、撮影時にあらかじめ色付けしたカラーフィルターをレンズ前に付けて写真を撮ったりしていたんですね。
フィルターの種類
デジカメ時代後は元絵の段階で不自然な着色するような撮影をする必要がなくなりました。モヤモヤっとさせるソフトフィルターや光の点を十字形にするクロスフィルターなどありますが、そんな「演出系」のフィルターはビギナーは通常は使いません。
綺麗な景色は日没前の北海道の釧路湿原。特別、プロのカメラマンではない一般人の私が撮っています。
この時手にしていたカメラはニコンのD7200。エフェクトモードの中の「ミニュチュア効果」をONにして手持ちで撮影しました。
参考 | 撮影+テクニック |
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レンズフィルターの基本知識
フィルターの探し方
ミラーレス一眼やデジタル一眼レフカメラのレンズには、ガラス面の枠に「ネジ切」の加工がされています。フィルターはこのネジ切にくるくる回してはめ込んで「光のフィルター」にします。フィルターを探す時は「商品名+××mm」と、レンズに付けられるフィルター径のサイズを付けて検索しましょう。
初心者でも使うフィルター
カメラはシャッターのボタンを押せば誰でも高画質の素晴らしい写真が撮れるモノ。レンズを保護したり効果的に風景画像をレベルアップしてくれるフィルターは積極的に入手しておいた方が良いです。特殊な環境で使うマニアックなフィルターではなく、一般的に利用されているフィルターは以下の三種類。
解説前にこぼれ話。手でガラス部分を触っている参考写真が『フィルター』です。透過する光を「ふるいにかける」からフィルターなのだけど、まあ、基本的にガラス板。
「種類が違うフィルター」というのは「効果」(使用目的)が違うということなのです。
参考 | カメラ+教科書 |
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レンズ保護のプロテクトフィルター
レンズのガラス面の保護を目的としたプロテクトフィルター。不意に岩や地面に強打した時に衝撃を受け止めてくれるほか、一瞬触れるだけでガラス面でテカテカ光ってしまう手脂や水滴をプロテクトフィルターが身代わりになってくれます。
強調系のサーキュラーPL
反射している光のみをシャットアウトする不思議なフィルター。雨で濡れた景色、光が散乱し青く光る空、白い成分が軽減されて赤や黄色が強まる紅葉、池や湖の水面…肉眼の世界に肉眼で見えない景色を味付けできる偏光フィルター。
最新 | サーキュラーPL |
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表現系のNDフィルター
NDフィルターはレンズ前で明るさを減光してカメラに届けるサングラスフィルター。カメラは「夜かな?」と誤認してくれ、真昼の世界で10秒シャッターを開いた写真は動いているものが光跡として画像になります。
最新 | NDフィルター |
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