4章6項 一脚&自由雲台の高機動装備
[経験者向け]森や滝の撮り歩き軽量装備
おおまか解説
前のページまでは「三脚」でしたが、このページは「一脚」解説。自由雲台と組み合わせて軽量・野外散策・長距離旅行に適した撮影アイテムとしてご紹介。
解説前の一枚
森林散策は花やキノコや昆虫や小動物、どの季節も被写体でいっぱい。木陰でアップになるから手持ちだとブレてしまうけど三脚を出すほどでもない場面も多い。
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三脚より一脚が良い人もいる
軽くてそこそこ固定できる一脚
3本足の三脚に比べ、見事なまでに「一本の棒」。手を添えなければ自立さえしない一脚ですが、使い方や意味を解っている経験者には超高機動装備。
「どこでも安定」する一脚
お散歩カメラの途中でフェンスの上にカメラを載せて写真を撮りたくなった時はありませんか?一脚はそれと近い状態をどこにでも作り出すことができます。
一脚+自由雲台スタイル
一脚は基本「自由雲台」
自立しない一脚でパン棒で構図を固定しても意味が無いので一脚はその性質上、雲台は自由雲台一択。写真はベルボンのウルトラスティックM40です。
分離雲台はどんどん流用
組み合わせてみた自由雲台はスリックのSBH-100 DQ N。格安の千円三脚は一体型でこういった「組み合わせ」ができないので買わない方がいいです。
組み合わせる自由雲台の特徴 [他頁と重複]
自由雲台の特徴
自由雲台は支点が一点なので、締め込みを緩めると前後左右フリーに動きます。カメラの自重でガクンといくので微調整時も気を使って動かしたつもりでも案外崩れてしまいますが、使っているうちにコツを覚えて慣れます。
軽量三脚に使いたい
自由雲台のメリットはパン棒が無い分スリムなこと。収納の時3Way雲台の場合2本のパン棒が邪魔なのですが、自由雲台はそのままの姿ですでに収納体制。重量も数百グラム軽いんです。
[ベルボン] ウルトラ・スティック
ウルトラスティックはベルボンの高伸縮一脚シリーズ名。ベルボンオリジナル技術の「ダイレクトコンタクトパイプ」をフルに使った究極の携帯用一脚。縮長時は小型バッグにも簡単に入るわずか26cmに。
[スリック] ライティポッド
一脚&自由雲台の選択のポイント
カメラが趣味でもない人向けには「子供の運動会」がセールスの売り込みの設定になりやすいけれど、写真散歩が好きな人は自分が行く場所の環境がわかっているはず。競馬場や動物園かもしれないし、サーキットや空港や登山道かもしれない。ぜひ一脚でブレを抑える撮り方を考えてみてね。