北海道にある百名山のトムラウシ山。
登山はもちろん、山頂まで登らなくても麓まで行き、青い空を背景にそびえる山を見たり周辺の滝や渓流を眺めるおでかけにもおすすめ。
トムラウシ山の標高・場所・登山知識
トムラウシ山はこんな山
大雪山系のトムラウシ山はアイヌ語でカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と名付けられた百名山。アイヌ文化は自然崇拝のためリアルに言えば「ヒグマ」のこと。
高緯度地方の山岳地帯の中央にある山深い山のため、真夏でも気象が荒れれば何時間も冷風に曝されて体力を奪われます。身体を濡らすと命にかかわるので準備と気持ちはしっかりと。
トムラウシ山:Mt.Tomuraushi | Tomuraushiyama Mountain
標高:2141m
山体所在地:北海道上川郡美瑛町・新得町
登山口:トムラウシ温泉など
トムラウシ山の主な登山口(登山道)と登山時間
■ トレッキングパンツ
■ 登山ジャケット
■ 登山リュック
トムラウシ短縮コース登山口
北海道上川郡新得町トムラウシ
トムラウシ温泉東大雪荘
片道約6時間30分~7時間前後
トムラウシ山へのアクセスとおすすめの登山口
トムラウシ山は北海道のど真ん中にある大雪山の、さらにど真ん中に位置する山。そもそも平地でも自然そのもの北海道の山岳地域が大雪山なので、有名なルートで普通に登った方が良いです。
メジャーな登山口であるトムラウシ温泉は道道718号の終点に位置していて、ストレートに道路がつながっている街は帯広。国民宿舎トムラウシ温泉東大雪荘・トムラウシ自然休養林野営場を目指しましょう。
【観光案内拠点施設】
国民宿舎 トムラウシ温泉東大雪荘
トムラウシ自然休養林野営場
トムラウシ山の登山難易度・日帰り登山について
世界で一番環境が厳しいのが南極大陸の高山であるのと同じように、北海道大陸の一番真ん中・内陸にあるトムラウシ山は天候の急変で一気に過酷な状況になります。
最短ルートであるトムラウシ温泉の短縮ルートでも片道7時間近いのですが、夜明け発の直行直帰であれば日帰り登山も可能です。遭難しやすいのは山々を渡り歩く縦走登山。
ヒグマがいる・人々が住んでいない・道内の最内陸の高地で天候が荒れれば、登山ルートも見失い深刻な事態が発生します。
短縮ルートでの直行直帰だけ見れば多くの人が毎日往来するルートのため「登れない」ことはありません。トムラウシのキャンプ場は一晩250円程度なので、キャンプ場から夜明けに出発すると良い一日が送れそうです。
トムラウシ山の火山・噴火活動状況
編集時の確認情報(参考)です。各自気象庁の発表をご確認ください。
トムラウシ山:活火山ランク無し
常時観測火山:対象外
※危険度は【A(桜島)>B(富士山)>C(八甲田山)>無印火山】
現在の噴火警戒レベル-気象庁
気象庁の火山観測・監視体制-気象庁
火山噴火予知連絡会による火山ランク-wiki
常時観測対象の火山-wiki