野生のキツネのイメージが強いのは北海道に住んでいるキタキツネですが、本州・四国・九州にもホンドギツネが生息しています。
キツネはネコ目イヌ科キツネ属アカギツネ種の哺乳動物。見た目は一見するとイヌ。でも、イヌと違い、牙をむき出しにして吠えかかる攻撃性はなく、単独で静かにトコトコ歩いているタイプで性格的にはネコっぽい動物です。
ワンコとニャーの中間のような野生のキツネ
駆け寄ったりじゃれついたりするイヌたちと較べ、人間とは適度な距離感を保ちながら遠巻きに眺めては森の中へ消えていく姿から、キツネたちは古い時代には「神の使い(稲荷)」や「妖狐」というような神聖視や魔性視される動物でした。
後述しますが、北海道のキタキツネは寄生虫を宿しているので近付いてきても触らないようにしましょう。
キツネに出会った人々の動画映像
兵庫県の姫路駅前の小さな公園に現れたキツネさんのお散歩動画です。
思い切り住宅地・繁華街に住んでるご様子。
自然のある地域の駐車場に現れたキツネさん。
本当は野生動物にホイホイエサをあげて餌付けしてしまうと、狩りをせずに人里でクルマに轢かれる機会が多くなってしまうのでよろしくないのですが…やっぱりイヌと違って控え目な性格ですね。
軽井沢の山中になぜか落ちているドッグフードの袋を漁るキツネさん。
投稿者さんもユーチューブのコメント欄で危惧している通り、人がエサをあげることでクルマに轢かれて逆に寿命を縮めてしまうので、ゴハンをあげないようにしてあげてください。
北海道の海沿いに住んでいるドキュメンタリー映画のようなキタキツネ一家の映像。(´▽`)
山にいたり森にいたり海岸にいたり、人間に出会いさえしなければ動物たちはどこかで幸せに暮らしているのでしょうね。
北海道のキツネは寄生虫を持っているので触らない
上の写真は北海道北部のサロベツ原野で撮影しました。…という無人の特別保護地区でなくとも、北海道のキャンプ場でテント泊などをしているとどこからともなくキツネがトコトコやってきたりします。
北海道民以外の人は旅館やホテルへ泊まっても夜に外へ出ないので「キャンプ」の人だけがキツネと遭遇しやすい…というお話。
本州の人はキツネ自体が珍しいのですが、北海道のキタキツネはお腹の中やウンチに寄生虫(エキノコックス)の卵を保有してしまっているため、触ると危険です。感染がわかるのは10年~20年先。
キツネは基本的に夕方~日没後にお散歩してます
北海道ではキツネさんは時々トコトコ歩いていたりします。おでかけした時に大興奮のご対面&人懐っこいおもてなしを受けても触らないようにしましょう。
登山の水場の水や渓流の水も生では飲まずにペットボトルの水を携行して水分補給をするようにしてください。
■ 浄水ボトル
登山やトレッキング、ハイキングなどの野外散策に行く時は柔らかいペットボトルに注意。 ペットボトルを落とした時にボトルが割れ、命の水が消失してしまうとかなりピンチになります。500mlを複数本携行するといいです。