5千円台の登山靴の選び方 – トレッキングシューズ【登山】

5千円台のトレッキングシューズ

本格的な登山の趣味が無かった人のための森林散策・山登り向けの登山靴について解説していきます。

登山初心者や都会で育った人には山の景色自体が観光地風景ですよね。湿原地帯や渓流渓谷地帯、世界遺産や天然記念物…まさに非日常の観光地。

でも、靴だけはオシャレかどうかで選ばないようにしましょう。

山登り・森歩き初心者のための登山靴探し

函館山の散策コース・登山道

街歩き用のスニーカーやシューズで野山を歩くと鍛えている人でも疲労速度が速いのです。体力を消耗し、その靴で無理をするため、転んだり踏ん張ったり濡れない場所に足を降ろす動作のひとつひとつがガリガリ体力を削っていきます。

怪我は転んだ時の傷だけではなく、身体や足首をひねった時の痛みや肉離れなどの方が重篤です。靴さえマトモだったら…という怪我も多いので、そういう視点で森歩き用の靴(トレッキングシューズ)を調べてみましょう。

まずは5千円前後のトレッキングシューズを探そう

トレッキングシューズとハイキングシューズの言葉ですが、簡単に言えば同じもの。ちょっぴりオシャレっぽい呼び名・ジャンル名にして売り出しているだけで、「トレッキング用」と「ハイキング用」というわけではありません。

ここでは「トレッキングシューズ」と呼んで解説していきます。

5千円台のトレッキングシューズ
5千円台のトレッキングシューズ

写真のシューズが5千円くらいで買って履いていたトレッキングシューズです。だいぶ履いて痛んでいますが、軽くて足を包むような履き心地が良かったので街歩き・日常でも履いていた靴。

選ぶコツは足が痛くないこと。

5千円前後のトレッキングシューズは有名なスポーツメーカーの靴でも謎メーカーの靴でもそんなに変わりませんので、履いてみて「足が痛くない」が最低条件です。

価格上どれでも濡れれば水が浸みこんできます。価格的にそれ以上の差別化は無理なので「足に合うか」で比較検討を始めましょう。

「少し足が窮屈だけどデザインがいいから候補に残す」は履かなくなるのでダメ。

トレッキングシューズ

登山やハイキングはスポーツではないので価格が高くてもそれほど違いはありません。「足に合う靴+デザインやメーカーが気に入った」靴がその人にとっての相性靴。

トレッキングシューズ

5千円のトレッキングシューズの特徴

5千円台のトレッキングシューズ

5千円前後のハイキングシューズは日帰り登山であれば大抵こなすことができます。

数万円の登山靴と何が違うかと言えば「軽さ」「硬さ」「防水性」「+α」。それだけ違えば何時間もゴロゴロした岩場を歩く登山での疲労度は雲泥の差になります。

そのため月に1~2回山歩きをするような人は、疲れない良い登山靴を買うのです。

5千円の靴は軽さと柔らかさが特徴的で、靴底を手で曲げるとぐにーっと曲がります。街歩きでは靴は軽ければ軽いほど足の疲れが出ませんが、未舗装の登山道を靴底がぐにぐにする靴で歩き続けると「足が棒になる」疲れ方をします。

軽い靴に慣れている人は「ランニングシューズ」を選んでしまうかもしれません。でも、ランニングシューズは靴底が薄く設計されているので、山歩きで履いて行くと地面からの衝撃を数時間受け続けて「棒になる」辛い痛みになります。

木道の湿原歩きも「長時間歩くための靴」を履きましょう。

5千円の登山靴で歩かない方が良い時

5千円前後のトレッキングシューズには、撥水性はあっても防水性はほとんどありません。ゴアテックスで包まれた足は全く濡れませんが、安い野外靴は靴の中までグショグショに濡れるうえ、謎のゴム靴底のグリップ力の信頼性はありません。

濁流と化した登山道やしっとり濡れる木道の道を、靴底が柔らかい運動靴で歩いた時、時々スリップするでしょう。

荷物を背負い疲労が蓄積し、転落すれば骨折や流血や失明、臓器損傷するような場所へあなた自身が行くのにその靴で大丈夫ですか?

ある程度知識と経験を積んだら、2万円前後の登山靴の購入を考えていきましょう。