五稜郭【北海道函館市】

五稜郭

函館山の山頂から見えた謎のタワーは五稜郭タワー。

一人歩きの小さな旅をはじめましょう。地元の人は日帰りでウロチョロしに行ってみよう。

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五稜郭タワー付近が五稜郭公園の入り口

五稜郭タワー

北海道大陸の玄関口、函館の五稜郭タワー前にやってきました。高さは98m。

五稜郭タワーは五稜郭のすぐ隣にある謎の塔(展望タワー)です。入口には多くの外国人観光客の人々がドナドナされて吸い込まれておりました。

五稜郭タワーを遠目にみるとこんなタワー。

五稜郭タワー

函館の五稜郭は「お城」の建物が無く、星形のお堀に囲まれている城郭(史跡)のため、上から見ないと五稜郭っぽい姿を見ることができません。

一人歩きのため、五稜郭タワーは見上げる程度にスルーしまして、いざ五稜郭へ。執筆時の五稜郭タワーの大人料金は900円。

ワタシは燃費リッター40kmのバイク一人旅のガソリン代に回します。(・ω・)

五稜郭の周辺地図

箱館開港時に函館山の麓に置かれた箱館奉行所の移転先として築造された。しかし、1866年(慶応2年)の完成からわずか2年後に幕府が崩壊、短期間箱館府が使用した後、箱館戦争で旧幕府軍に占領され、その本拠となった。

wiki-五稜郭

函館にある特別史跡「五稜郭」

五稜郭

五稜郭は写真の案内板のような星形のお堀に囲まれた幕末のお城であり城塞だった場所。

五稜郭の城郭

江戸時代が終わる二年前に完成した江戸幕府の役所であり、新政府軍と旧幕府軍が戦った戊辰戦争(箱館戦争)の舞台とのこと。箱館戦争は1868年 – 1869年の日本の内戦です。

五稜郭の御濠の内側へは入園無料。(*´▽`*)

五稜郭の御濠を渡って城郭内へ

五稜郭の箱館奉行所

お堀に囲まれた星形のお城(?)の五稜郭。(上から見ないとわかりませんが)姿かたちがとても印象的で有名なうえ、「特別史跡」という国宝的な肩書を持っています。

さて、一体ここには何があるのでしょうか?

五稜郭タワー近くの橋を渡り、御濠(おほり)をテクテク渡ります。城郭内の入口には「箱館奉行所」の看板。函館ではなく「箱館」なのですね。

五稜郭の箱館奉行所

五稜郭の箱館奉行所

遠い京都の二条城で大政奉還や王政復古の大号令がかけれらた時代の転換期、蝦夷地函館の江戸幕府の城塞はお役所にクラスチェンジ。

五稜郭の箱館奉行所

しかし、時代の流れ的に考えてなぜ明治政府の箱館府ではなく、江戸時代の箱館奉行所なのか?

それは再建(復元)の建築物だからです。

箱館戦争の後、五稜郭は明治政府の陸軍が接収し、箱館は函館へ、蝦夷地は北海道と改称され、旧箱館奉行所は解体されました。

一度更地になっているんです。

五稜郭の箱館奉行所

江戸幕府という旧時代(江戸幕府=明治時代からすれば反体制派)の影響が忘れられた大正時代に「江戸幕府の奉行所跡」として五稜郭が国の史跡となり、2010年に現在の箱館奉行所が復元されました。

「ここにこういうものがあった時代があったんだよ」というのが史跡の役目。

五稜郭公園にある幕末の大砲

五稜郭の箱館奉行所

こちら箱館奉行所の正面です。人がまばらに見えますが、本当は結構いらっしゃいます。

執筆時の箱館奉行所の大人料金は500円。

五稜郭の箱館奉行所

ほら、無人の写真が撮れないくらい観光客がお散歩してます。

箱館戦争当時に使用されていた築島台場のブラッケリー砲が五稜郭に安置されていました。

五稜郭城郭内

箱館戦争が1868年 – 1869年なので…こんなただの鉄球が出そうな大砲の時代から100年も経たないうちに核ミサイルの時代になるなんて、なんだかすごいですよね。

江戸幕府の奉行所と大砲というのも十分ギャップがあるのですが、幕末ってそんな時代。

五稜郭公園をぶらぶら歩こう

五稜郭の箱館奉行所

五稜郭の御濠の内側は現代では「五稜郭公園」として整備・開放されています。

五稜郭城郭内

地元の人がワンちゃんを連れてお散歩していますね。緑の芝がとても綺麗。

五稜郭の箱館奉行所

箱館奉行所の隣にもなんらかのサムシングがあったご様子。実は五稜郭の復元は過去の歴史資料でいう全体の三分の一とのこと。

五稜郭

時代的にも「江戸末期」。ペリーの黒船が1853年、明治維新が1868年、五稜郭は1866年完成の城郭。

戦国時代と違いこのようなお城を建造する必要性も少なくなった時代のお城の石垣は五稜郭が最後だったのかもしれません。

まだ行ったことない人は観ちゃダメ

YouTubeの五稜郭のおでかけ散策動画をピックアップ!観光地動画は「そのものズバリ」なのでまだ行ったことの無い人は見ちゃダメー。

五稜郭タワーで城郭を展望するか、箱館奉行所に入館するかで出費や見られる風景や滞在時間は変わります。函館自体が初めての人は「特別史跡」としておすすめ。

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