稚内公園+森林公園【北海道稚内市】

北海道最北端の「稚内」の町にある人工公園の稚内公園。高台にあるモニュメント群が稚内公園、隣接の稚内森林公園には無料キャンプ場があります。

ローカルな公園ではあるものの、本州最北端の場所柄、稚内のおでかけにはもってこいのトコトコ散策スポット。旅人のお立ち寄りもおすすめ。

一人歩きの小さな旅をはじめましょう。地元の人は日帰りでウロチョロしに行ってみよう。

スポンサーリンク

歴史的記念碑が並ぶ高台の園地

稚内公園自体は花壇や芝で整備された美しい散策公園。北海道のてっぺんにある高台の公園で展望がよく、正直地元の人が羨ましい場所。

旅人は旅人で稚内での写真撮影に最高のスポット。

稚内のこの場所から東京までの直線距離は1090km。東京と南極点までの矢印の角度を見る限り、東京は稚内のほぼ真南ということがわかります。

さて、稚内公園には美術品のようなモニュメントがいろいろあるので、ちょっと見ていきましょう。

稚内公園の周辺地図

市街地を一望できる高台に位置しており、隣接する森林公園(稚内森林公園キャンプ場)と合わせて約100ヘクタールが市民の憩いの場になっている。道北の桜の名所として5月中旬頃にエゾヤマザクラやヤエザクラなどが咲く。

wiki-稚内公園

氷雪の門

高さ8mの「望郷の門」に女性のブロンズ像が立つモニュメントは『氷雪の門』と名付けられた慰霊碑。

太平洋戦争末期のどさくさに紛れて樺太へ侵攻してきたソ連軍により、樺太で亡くなった日本人のための慰霊碑とのこと。

戦争自体は複雑な事情や歴史があるものの、「稚内のもっと北は元日本だった」という歴史を北海道北端で感じることができる場所。

「日本最北端」は樺太だったかもしれませんね。

九人の乙女の像

上記のソ連の樺太侵攻時に樺太の真岡郵便局で自決した女性電話交換手の慰霊碑がありました。

「皆さん これが最後です さようなら さようなら」
慰霊碑にも残ることの無い男性軍人さんも大勢いるものの、『残す』のは大切なことなのかもしれません。

日本の場合、戦争の加害国を責め立て末代まで恨み続ける目的の慰霊碑ではないのが良いことです。

観測樺太犬訓練記念碑

ここ稚内公園は伝説的な南極観測への樺太犬の訓練がされていた場所。

詳細はウィキペディアの「南極物語」(←映画=創作)、「タロとジロ」(←実話)を参照ください。

タロとジロの「タロ」は北海道大学植物園、「ジロ」は1090km離れた東京上野の国立科学博物館で剥製展示されています。

平和に暮らしていた南極のペンギンにとっては南極大陸に放たれた猛獣だったかもしれませんが…。

さて、稚内公園の散策を続けましょう。

稚内市北方記念館・開基百年記念塔

時間の関係上、お立ち寄りできなかったのですが、遠くに見える塔のようなものは北方記念館。

「北方~」ですが、政治色は無く、アイヌ文化の展示物や間宮林蔵に関する紹介をしている展望室。アイヌや蝦夷時代のあれこれ、観に行きたかった… (´・_・`)

稚内森林公園キャンプ場

厳密には稚内公園のお隣なのですが、隣接する稚内森林公園には無料キャンプ場があります。一人バイク旅でソロキャンプのおでかけだったので、食料の買い出しやテント張りなどイロイロ大変。

稚内森林公園の駐車場です。

バイクの人もいますよ~。

1000km以上走っているので、バーベキューなどする体力はございません。コンビニ弁当食べて暗くなったらばたんきゅ~。

まだ行ったことない人は観ちゃダメ

YouTubeの稚内公園のおでかけ散策動画をピックアップ!観光地動画は「そのものズバリ」なのでまだ行ったことの無い人は見ちゃダメー。

稚内公園は稚内市民のミニ観光スポット。無雪期はあちこち行ってみましょう。