サロマ湖(佐呂間湖)は北海道で一番大きな湖で琵琶湖、霞ケ浦の次に広い「葦が生える川(湖)」。
北海道北東部にあるサロマ湖は長さ約25kmの砂洲を持つオホーツク海沿いの湖です。今回はサロマ湖の砂洲におでかけしてみました。
一人歩きの小さな旅をはじめましょう。地元の人は日帰りでウロチョロしに行ってみよう。
国道238号から道道656号へ入りサロマ湖砂洲へ
雪国の北海道ではおなじみの歩道を示す矢印の道路標示が並ぶ国道238号からオホーツク海沿岸へ進路をとります。
下の写真はサロマ湖北西にあるサギ沼駐車場という小さな駐車場スポット。グーグルマップでは道路の向かい側に「サギ沼原生花園」の記載がある場所。
原生花園自体は…そもそも砂洲全体が原生植物エリアのため、この駐車場からサロマ湖側に見える植物群自体が原生花園のようなものでもあります。
サロマ湖の周辺地図
豊富な海産物を求めて古くから集落ができており、特に常呂町栄浦では続縄文時代からオホーツク文化、アイヌ文化と続く建物跡やそれに伴う遺物が狭い範囲から多量に発掘され、考古学的に貴重。
wiki-サロマ湖
サロマ湖のサギ沼駐車場で一休み
サギ沼駐車場はサロマ湖の両腕の左肩あたり。このページのとりあえずの目標は砂洲の先端にある竜宮展望公園なのですが、視界が開けたパーキングスポットなので少し写真を撮ることにします。
ある年の夏のゆったりした時間。
自由なおでかけってなんかいいですよね。
本当に原生の植生地帯。
砂洲なので民家が無い…と言いたいところですが、これから先には漁業集落があったりします。
駐車場側の道路(道道656号)の先はサロマ湖第1湖口となっていて砂洲で横断できない道のため、この道路を走る人は旅人か漁業の人くらいなのですが、思いの外交通量があります。
さて、先っぽに行ってみましょうか。
サロマ湖の龍宮台展望台に昇ってみよう
サギ沼駐車場から5.5km先には行き止まりの駐車場がありました。オホーツク海側に設けられた階段の高台は竜宮台展望台。
駐車場から見た竜宮台展望台。
網走国定公園の竜宮台展望公園の展望台なんですね。
サロマ湖の砂洲でエゾシカも散歩
さーて、階段を昇ります。
ん?よく見ると何かいますよ?
あ、エゾシカさん。(*^▽^*)
昼間にこんなところ(砂洲)をお散歩してたりするんですか!?
そうですよ、道路に出てクルマたちに轢かれないように過ごしてね。
うーむ…これは野生動物というのか…。(距離およそ5m)
しばし、目と目で会話を交わした後、エゾシカさんは原生植物群の茂みの中に消えていきました。
龍宮台展望台からのサロマ湖&オホーツク海
すっかりページスペースをエゾシカ写真で消費してしまいました。竜宮台展望台からの風景はサロマ湖とオホーツク海の「固定風景」のため、エピソード的にちょうどいいかな?
エゾシカさんがお帰りになった方向がサロマ湖西岸方面の光景。
展望台から南東方面は竜宮台公園の駐車場と三里浜キャンプ場の駐車場。道は続いていますが、一般車両はキャンプ場入口まで。その先はサロマ湖第1湖口の管理関係者用の道路です。
後ろ側はオホーツク海。
こう見るとサロマ湖の砂洲って「幅」があるんですね。
上の写真はエゾシカさんが消えていった茂みの上あたり。方角的には遥か彼方に宗谷岬という方向感覚。
サロマ湖はカキ・ホタテ漁の漁業場
さて、低い砂洲で展望台から景色の全景も見られたことだし、ちょろっと降りて少し歩きますか。
竜宮台展望台と言っても特別にお土産屋さんが立ち並ぶような場所ではありません。
「砂洲」に立ち並ぶ登栄床漁港の民家(?)群。
サロマ湖に住む超巨大な未確認水生生物!?
…ではなく、カキやホタテの養殖網のようです。
サロマ湖は観光収入で食べている地域ではないので、湖に浮かんでいるのは観光遊覧船ではなく小型漁船。
サロマ湖の三里浜キャンプ場
サロマ湖の砂洲の先端にある三里浜キャンプ場。ある意味、全国的にも超特殊な湖岸&海辺のキャンプ場です。
ある年の三里浜キャンプ場の料金表。二輪サイト400円かぁ…北海道っていいな~。まだお日様が真上にある時間帯なので、この日は網走まで走ります。
オホーツク海側の海岸では子供連れの母子+おばあちゃんが砂遊び。
他に人はいません。
まだ行ったことない人は観ちゃダメ
YouTubeのサロマ湖のおでかけ散策動画をピックアップ!観光地動画は「そのものズバリ」なのでまだ行ったことの無い人は見ちゃダメー。
冬には流氷が押し寄せるサロマ湖。緑に覆われる季節は何もない自然地形の景観を楽しんでみましょう。