ドーム型のソロテントの構造【キャンプ】

ソロキャンプ対応のキャンプ未経験者向けあれこれを解説。初めてテントを買おうとしている人におすすめの解説ページ。

人のいるテントをめくるわけにいかないし、買わなきゃわからないモノを選んでキャンプ場で…ってハードルが高い!

キャンプ初心者さんの背中を押すためにテントの構造を解説します。

少人数用テント
寝袋
ランタン

上記がキャンプで必要な三種の神器。少人数用テントは「ツーリングテント」のキーワードで検索設定しています。

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キャンプ場で使うテントの中はこうなってます

早速答えそのものなのですが、テントの中身は上の写真のようになっています。経験が無い人にはこのページの一番上にある(アイキャッチ)写真とは別のテントに見えるはず。

テントは基本的には二重構造で、内側が蚊帳のような居住空間(インナーテント)、外側が雨風除けの防水シート(フライシート)で覆って「完成」。

ツーリングテント

おでかけなびが選んだツーリング向けのソロテント。収納時38cmのサイズのため、125ccスクーターのシート下にすっぽり収まりました。

イーグルツーリングドームII

テントの張り方・建て方は別のページで解説します。

テントの座布団・グランドシート

どっかりと設置されているテントの下には実は一枚、防水シートが敷かれています。たいてい「グランドシート」と呼ばれています。テントの底面の保護と地面からの湿気や冷気の遮断のために必須のキャンプ用品。

グランドシートは水たまりができるほど分厚い敷物で、素材的には工事現場で使われるブルーシートと同じ物です。「テントシート」の商品名を付けるメーカーも。

グランドシートはこんな湿気や地面からの冷気をシャットアウトする物。テントより大きなサイズを購入しましょう。

グランドシート

キャンプのテントは二重構造~インナーテント~

完成形しか知らない未経験者は見かけることが少ないテントの構造。完成形で見ていたのは雨除けのシート部分です。つまりはテントは二重構造。

テントの張り方の詳細は別のページで解説しますが、引き続き概要を予習していきましょう。

インナーテントは長い2本の「しなるポール」で吊り上げるように立ち上げられています。ポールは分解されて短いサイズになり、通常はゴムヒモでつながっています。

支柱に使われる「しなるポール」は釣り竿の素材のようなポールです。

テントのポールは折らないように収納に気を付けましょう。もし、折れてしまった場合、もしかすると「グラスファイバー ポール」で使えるサイズの物が見つかるかもしれません。

なお、タープポールは曲がらない金属支柱なのでモノが違います。

支柱ポール折れの際は修理を試みるよりも新しくテントを購入した方がいいかも。

グラスファイバー ポール
少人数用テント
2人用テント

キャンプのテントは二重構造~フライシート~

居住空間のインナーテントの外側に「フライシート」という防風防雨のシートを被せます。普通に見るテントの姿がそのフライシートですね。

インナーシートでも同じようにしますが、風に煽られないように「ペグ」と呼ばれる金属の杭を地面に打ち込んでテントを固定して終了。

別ページでもっと詳しく解説します。ペグは曲がったり失くしたりしますが単体で売っていますのでご安心を。

ペグ
ペグ(スチール)
ペグ(ジュラルミン)

キャンプのタープは無くても構わない

上段の解説がキャンプ泊の最小単位でも必要な「テント」でした。

上の写真はテントではなく「タープ」と呼ばれる雨除けの屋根布で、区画で借り切っているクルマのオートキャンプの人々が好んで使います。

タープ

タープがあると広いスペースを屋根を構築できます。

ソロキャンプの場合、一人でテーブルを出して数時間同じ場所であれこれしないため基本的には使いません。(=タープが無くても普通にキャンプできる)

タープ

タープが必要な人はテーブルをセッティングして翌朝のチェックアウト時間近くまでキャンプ場でのんびり過ごしたい人、または昼過ぎの直射日光が強い時間帯にキャンプ場に入る人。

それから「デイキャンプ」の人。デイキャンプはそもそもキャンプではなくバーベキュー場扱い。キャンプ(野営)とは持ち物自体が少し違い、逆にテントを張る必要も寝袋やランタンを持っていく必要はありません。

少人数用テント
寝袋
ランタン