テントの張り方手順 インナーテント編【キャンプ】

一人でもできるテントの設営手順インナーテント編。ソロキャンプ対応のキャンプ未経験者向けあれこれを解説していきます。

ツーリングなどで持ち運びができるソロテントでテントの張り方を解説します。誰かと行ったとしても自分のテントは自分で張るので一人で張れるようになりましょう。

キャンプ初心者さんの背中を押すためにテントの構造を解説します。

少人数用テント
寝袋
ランタン

上記がキャンプで必要な三種の神器。少人数用テントは「ツーリングテント」のキーワードで検索設定しています。

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一人でもできるテントの設営手順

一人でキャンプ場に寝泊まりするソロキャンプを主軸としたキャンプ解説ですが、小学生のいるファミリーキャンプも複数キャンプもテントの張り方はほとんと同じです。

4~5人収容できる大きな空間を確保するテントは一人では建てられませんが、近年では仮設住宅のような巨大なテントをキャンプ場に建てて過ごす人は多くありません。

1~3人クラスのテントは一人で張ることができるので、気軽に「外暮らし」をしに行ってみましょう。

ツーリングテント

おでかけなびが選んだツーリング向けのソロテント。収納時38cmのサイズのため、125ccスクーターのシート下にすっぽり収まりました。

イーグルツーリングドームII

前のページでも解説していますが、ドーム型テントは二重構造。このページでは居住空間にあたるインナーテントを立ち上げるまでを写真解説します。

ソロキャンプツーリングテントの中身

おでかけなびで使っているテントはノースイーグルというメーカーの1人用テント(イーグルツーリングドームII NE165)。内容物はインナーテントとフライシートとポールとペグ。プラスチックハンマーは置いてきました。

テント設営場所の整備とグランドシート敷き

まずはテントを張る場所を決め、ゴロゴロした石や小枝を除去しましょう。深夜に背中にゴツイのが気になっても中からは動かせないのでしっかりチェック。

湖畔や川辺の好きな場所にテントを張っても良いキャンプ場だとしても「木陰」の平らな場所がベスト。夜なので陽射しはありませんが木陰では夜露かなり軽減されます。

テントの下には防水や冷気の遮断やテントの傷みや汚れ対策を兼ねた「グランドシート」を敷きます。

解説写真はいろいろなキャンプ場で撮ったものなので背景や環境はバラバラですのでご理解を。グランドシートはふかふか芝生の上でもちゃんと敷きましょう。

参考までに写真の黒いグランドシートはロゴス ぴったりグランドシートの200サイズ(192×192cm)。テントの長辺が210cmのためはみ出しますが全く支障はありません。

グランドシート

おでかけなびのグランドシートはロゴスのぴったりグランドシートという正方形タイプ。

所有テントは出入口前に小さなタープスペースができるのでちょうどよかった。

グランドシート

テントの張り方前編~インナーテントの四隅を固定する

居住空間を作っていきます。

気になる石や小枝を排除した場所にグランドシートを敷いたら出入り口の方角を確認して決め、インナーテントを仮置きします。

インナーテントの方向や位置を決めたらペグ打ちをして四隅を固定していきます。ハンマーなど重くてかさばるキャンプ用品は持って行かず転がっている石で打ち込んでいます。

ペグで固定されたテントの四隅。テントが強風に煽られてペグがすっぽ抜けないようにテントに対して斜め45度で地中に打ち入れておこう。

まあ、休み休みね♪

ペグ
ペグ(スチール)
ペグ(ジュラルミン)

テントの張り方前編~インナーテントにポールを通す

ヌンチャクのように束になっている支柱ポールは組み合わせて「2本」になります。白いポールは曲がらない屋根用のポール。

カチャカチャと2本の棒高跳びの棒のようにした支柱ポールをインナーテントの通し穴に通し、吊り上げられるようにします。

2本の支柱ポールは交差させるようにインナーテントに差し込む構造になっています。慣れていればテントの収納袋のチャックを開いてからここまで5分で終わります。

テントの張り方前編~インナーテントの立ち上げ

ペグ打ちした四隅のうち、「短い辺」側の二か所の金具にポールの先端を突っ込んでおきます。

金具は完全に固定されるわけではなく、すぐに引き抜ける状態にポールの先端に「差し込む」だけ。

一辺の二ヶ所の固定金具に支柱ポールを差し込みました。これから対面のフリーのポールをこちら側に向けて「押し曲げて」テントを立ち上げます。

固定した側の「反対側」。テントを立ち上げていきます。対面の二か所は先ほど金具の先端に差し入れてゆるく固定されています。

ポールを曲げながら前進し、次の写真のように立ち上げていきましょう。

支柱ポールはかなりのテンションで曲がった状態になります。押し進めて写真のようになったら足元の金具にポールの先端を差し込み固定します。

最初はテントの中心の布が引っかかってポールが曲げられなかったり、向こう側のポールが金具から外れてやり直しになったりしますが、イライラして力技で破損させず、構造やコツを理解して慣れてしまいましょう。

上から見ると長方形や正方形のテントですが、御覧の通り「2本のポール」で構築されています。

テントの張り方前編~フックをかけて空間確保

天井で突っ張られて吊られているだけのインナーテントですが、ポールにテント外側にあるフックを掛けることで居住空間が広がります。

はい、お疲れさまでした。経験して慣れてしまえばここまで10分もかかりません。構造とやることを理解していれば女性でもさくさくできます。

テントはもう動かさないので荷物を入れてOK。この後フライシートを被せていきます。

ツーリングテント
ワンタッチテント
2人用テント