キャンプの携帯お鍋・クッカー例【キャンプ】

バーベキューをしないキャンプ&一人キャンプのソロキャンプ向けの「お鍋」のお話。

シングルバーナーを買ったお話の続きになります。

お湯を沸かすことができればキャンプ場の夜にカップラーメンが食べられる!と、小さなキャンプを楽しもうとシングルバーナーを購入したのですが、今度は『お鍋』が必要になりました。

最初は家にあった取っ手の取れるお鍋・ティファールのソースパンを携行していたのですが、・・・鍋なので重いわけです。

シングルバーナー
コッヘル
クッカー

上記はソロキャンプ的な料理や調理系+アルファのキャンプ用品。テーブルやイスなどは別ページにて。

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キャンプでの鍋は「携帯・携行」に特化

コンビニでも買える場所もあるカセットガスボンベを燃料とするシングルバーナーを入手したナビゲーターさんでしたが、直火の最低利用単位である「お湯を沸かす」だけでも『お鍋』を同時携行する必要があることに気付かされます。

最初の頃は台所にあったティファールの小さなソースパンをリュックに詰めてバイクでお山前のキャンプ場へ向かっていたのですが、重いのです。

取っ手まで含めたソースパンの重さは530g。クルマの人には数百グラムのお鍋が気になることはないかもしれませんが、バイク・ツーリング&登山&一眼レフ撮影の人は削れるものは削っていかないと到着するだけでバテバテになってしまいます。

キャンプ用品マニアではないのですが、キャンプ用のお鍋を調べてみることにしました。検索する時は「クッカー」「コッヘル」で出てきます。

コッヘル
クッカー

調理用品=クッカー、ドイツ語=コッヘル

目的の商品を探す時に調べた専門用語は「クッカー」と「コッヘル」。

クッカーはクッキングが原形のお鍋的な調理用品を指し、コッヘル(kochel)はドイツ語のカタカナ語で英語で言うクッカーの事。それらの言葉で商品検索すると家庭用のお鍋とは違う携行用の軽量お鍋セットが出てくると思います。

上の写真のクッカーはスノーピークのトレック900という商品。サイズのスペックは「ポット/直径120×107mm、フタ/直径127×39mm」とのこと。

測りに載せて重さを量ったところ247gでした。ティファールのソースパンが530gだったので、およそ半分の重量削減・軽量化。

クッカー・コッヘル

スノーピークのトレック900はサイズ的にイワタニのジュニアコンパクトバーナーがすっぽり中に収納できる大きさ。

ファミリーキャンプなど多人数のキャンプにはクッカーセットなどの点数が多いお鍋セットがおすすめ。

クッカー
コッヘル

クッカーの種類と選び方

携行・携帯向けのお鍋ということで、究極的には軽くて直火にかけられてお湯が沸かせる「お鍋」であればなんでも良いのですが、購入時に調べたり迷ったりしたポイントをお話します。

アルミとステンレスとチタンのクッカーについて

クッカーの材質はアルミとステンレスとチタンが存在していて一番のおすすめはアルミ製のクッカー。

アルミの特徴は軽い&安いこと。1円玉に使われている金属がアルミニウムで、実用品は少し強度を増したアルミニウム合金が使われます。アルミの強度は踏みつければ変形する程度の弱さ・柔らかさなのですが、お鍋にアルミ以上の強度は必要ありません。

ステンレスは圧力鍋などに使われる耐久性を持った金属。錆びにくいので蛇口やシンクなどの水回りによく使われていますが、家庭用鍋には良くても重いのでクッカーには向いていません。

チタンはチタニウム合金。アルミの2倍の強度を持ち、ステンレスやアルミに比べて錆びない金属で熱にも強いのですが、重さはアルミの1.6倍。硬いので加工が難しく、値段も高くなります。

アルミのコッヘルは2500円、それと同じサイズ・デザインのチタン版は4500円ほどになります。

クッカーセット アルミ
クッカーセット チタン

迷った人へ:クッカーはアルミのモノで十分

参考意見ですが「アルミで十分。」というのが経験者のアドバイス。バーナー自体は高圧のガスを着火して扱う器具のため頑丈なステンレスが使われていますが、クッカーはクッカーに適した素材があります。

携行・野外滞在の数時間使用物であることを考えれば「一般的な素材」であるアルミ製のクッカーで十分。家庭用のお鍋と違い毎日火にかけるわけではありません。

クッカーのサイズ・容量はご自身の使用環境に合わせたモノを選べばOK。直火にかけるお鍋やフライパンであり高度な特殊技術は使われていないので、古くなったら買い替える程度の感覚でサクっと買うのがおすすめ。

バーナー+トレック900クッカーの使用感

おでかけなびのナビゲーターは「お湯を沸かしたい」目的でシングルバーナーを購入したソロキャンプ人。

スノーピークのトレック900は900mlのポットと、250mlのミニフライパンとして使えるフタがセットになった2ピースのクッカーセットでした。

ナビさんは基本的にはお水を入れて沸騰させる「お湯を沸かす」使い方しかしていません。(;^ω^)

フライパンはベーコンエッグくらいは作れそうなのですが、バイク人なので卵やパスタや食材、レトルトカレーを買ってキャンプ場で食べる発想が皆無で、結局カップラーメンキャンプ&登山のパターンが多い人。

参考になるかどうかわかりませんが、「完璧に十分」です。

トレック900を選んだ理由

ジュニアコンパクトバーナー

汎用性の高い安価なカセットボンベを燃料としたバーナーの始祖とも言えるのがイワタニのジュニアコンパクトバーナー。

それ以前は独自の専用のガスカートリッジのバーナーが「キャンプ用品」でした。

ジュニアコンパクトバーナー
シングルバーナー

プラスチックのオレンジ色の箱はイワタニのジュニアコンパクトバーナーが入っているケース。

スノーピークのトレック900の中には購入したシングルバーナーがすっぽり収まるため、バイクツーリングキャンプの携行積載量を圧縮するにはもってこいの組み合わせだったのでした。

上の写真はイワタニのジュニアコンパクトバーナーが入ったトレック900のコッヘル。その上に載せているのはショートサイズのカセットボンベ。

これ以上ないというくらいの収納性&携帯性。

ファミリーキャンプの持ち物選びとは違うかもしれませんが、複数人で行くツーリングや一人登山の登山口前での前泊キャンプにおすすめの組み合わせ。

シングルバーナー
クッカーセット

その他の調理補助系キャンプ用品

その他、バーナーの炎が横風に煽られてしまうのを緩和する風除板(防風板)なども千円くらいで買えるようです。荷物制限のないクルマや時間のかかる料理を選択する人は活用してみるといいかも。

ウインドスクリーン

カセットコンロやシングルバーナーを囲む不燃性の風防(=風よけ)。

クルマのオートキャンプの人はこうして「必要っぽい荷物」が増えていきますが、千円程度の便利グッズなので携行できる人は活用しましょう。

ウインドスクリーン

バーナーの購入をしてから初めて「テーブル」類が必要かどうかを考える流れへ進んでいくのかもしれません。

クルマの人は調べるだけ調べておくと良いでしょう。

アウトドアテーブル
アウトドアチェア