キャンプ未経験者向けの解説ページ。受付後から退出までは完全に自由時間。おでかけなびのキャンプ場の過ごし方をご解説。
キャンプ雑誌では「こうして過ごそう」的なイメージ写真とキャンプ用品の宣伝をねじこんできますが、おでかけなびの解説は「小さなキャンプ」目線です。
…とは言え、お料理したい人はしてもOK。小さな荷物で一時滞在を楽しむキャンプ解説のはじまりはじまり~。
受付後に始めておくテント泊の準備
キャンプ場利用の受付を済ませたら一般的には夜に眠りにつく場所を確保する作業をし始めます。持って来たテントを張ってしまいましょう。
テントを張る手順解説は別ページにて。日没までに拠点を立てておくわけです。
平らな場所にテントを張ったらあとは自由時間。夜になる前にトイレの場所の確認と水の補給はしておきましょう。
料理したい人はその準備。シャワーもしたい人は日没前に浴びておくと良いです。
コテージ泊・キャビン泊はテント張り無し
コテージなどを借りる家族キャンプの場合はテント張りの作業自体がありません。食事は出ませんが旅館へ泊まるのと同じようにチェックアウトまで自由行動。
グランピングはそもそも自炊(持ち込み)さえ禁止のリゾート企画施設で、キャンプの趣旨とは別物。オートキャンプやコテージ泊以上に収益を増やすためのカテゴリー。
ちびっこのいるキャンプだけはキャンプ用品を持って行って料理っぽいことを経験させてあげると良いかもしれません。
…が、お母さまが出発前に用意したおにぎりのお弁当でも十分ですよ。
■ 少人数用テント■ 寝袋
■ ランタン
上記がキャンプで必要な三種の神器。少人数用テントは「ツーリングテント」のキーワードで検索設定しています。
日没までの自由時間
真夏の炎天下、テント内では寝ていられません。昼過ぎ到着ならテントを張ってご近所散策へ。
他人のテント内を覗き込む人はそうそういませんが、貴重品は持ち歩くようにしてください。
小さな子供や小学生がいる家族向けに公園的な遊具のあるキャンプ場も。
大人のキャンプなら昼間は観光や散策へ出発です。もちろん、散策を終えてからテントを張っても構いません。
前ページでも解説していますが、翌日のチェックアウトの時間まで自由に過ごしていい権利を受付時に前払いしているので。買い出しも観光も自由です。
暗くなった頃に食事をして戻ってくるのもOK。一人旅のソロキャンプでは体力の限界まで観光散策(おでかけ)を楽しんでください!
山系のキャンプ場はお店が閉まるので注意
海辺はともかく、山系のキャンプ場は場所柄夕暮れにはキャンプ場に居る人以外の車の行き来もない状態になります。
夜に付近の集落のお店も完全に閉まりますので、必要物資は日没前に買いに行っておきましょう。
キャンプ場の夕暮れ
キャンプ=バーベキューやビール宴会のイメージがありますが、コンビニパンでも牛丼弁当でも全然構いません。料理をしたい人は日没後ではなく夕方頃から食事をしましょう。
夜にお湯を沸かしてカップラーメンを食べたのですが、テントのロープに足を引っかけたりゴミやコップがライトで照らさないと見えなかったり結構面倒なものです。
したいことは夕暮れ前後の計画で行動するのがキャンプのおすすめ。
シャワーは夜ではなく夕方までに済ませよう
都会の生活習慣では帰宅後の寝る前に入るお風呂ですが、キャンプ場は野外。テント以外は真っ暗なのでシャワーは明るいうちに済ませるのがおすすめ。朝までの数時間、入らない選択ももちろんOK。
石鹸やタオル、髭剃りなどは全部持参。一眼レフカメラやスマホ、貴重品も車かバイクにしまい、百円硬貨を数枚持ってコインシャワーを利用しましょう。夜なら懐中電灯も必須です。
夜&テント内の寝袋状況は次のページにて
昔ながらのキャンプ場(野営場)もあれば、オートキャンプ専用の区画で整地されたキャンプ場もあります。
北海道のキャンプ場では日没後~朝方までキツネがトコトコ歩いていたりしますが、キタキツネは寄生虫を持っているのでエサをあげたりナデナデしないようにしてください。
なお、クマが出たキャンプ場はそもそもしばらく閉鎖されるのが普通です。食料やゴミは地元の人を危険にさらさないようにちゃんと処理&持ち帰りをしましょう。
キャンプ場の夜が来る前のリアルなご注意
静かに暮れていく山間のキャンプ場。キャンプを勘違いして酔っぱらいながら騒ぐ人がいるとみんな迷惑です。いや、ホント。(‘ω’)
あと、テント内の声、全部聞こえるのでカップルは数時間周囲に我慢と不快を強いる「おしゃべり」にご注意を。静かな湖畔の森の中、親子キャンプも含むキャンプ場のみんなが「イライラ」しながら18禁の音声がいつ止むのか『本当に迷惑』して我慢しているのが現実です。
テーブルを囲んで深夜まで小声で語らっている人々の声もテント内で寝袋に包まれて寝ようとしている人に全て聞こえています。
キャンプ場は壁の無い宿泊施設であり、バーベキュー宴会場やパーティー会場ではありません。常識的な行動を心掛けましょう。