クロスバイクやロードバイクにキャットアイの速度計を取り付けるお話です。
クロスバイクとロードバイクなどの自転車にはタイヤの回転数で速度を計測できるスピードメーターを取り付けることができます。速度だけではなく距離計や経過時間も表示してくれるため「サイクルコンピュータ」と呼ばれています。
ママチャリさんやクルマだけの生活の人は「サイクリング」の最初の知識にお楽しみください。
■ サイクルコンピュータ■ キャットアイのサイコン
■ ガーミンのサイコン
クロスバイクやロードバイクなどのスピード自転車のハンドルに取り付ける自転車の速度計「サイクルコンピュータ」を取り付けて走ろう。
サイクルコンピュータ=自転車のスピードメーター
上の写真はキャットアイのサイクルコンピュータ。「STRADA」と呼ばれるシリーズ名のワイヤレスサイコンです。
サイコン=サイクルコンピュータの略語。近年では「サイクロコンピュータ」とも。サイコンには有線と無線=ワイヤレスものがあるので購入する時はよく確認しましょう。
キャットアイのサイクルコンピュータ
サイコンの大手メーカーはキャットアイですが、サイコンだけでもものすごい数の商品がヒットしてきます。
おすすめはバックライトがあるPADRONE(パドローネ)シリーズのパドローネプラス。
■ サイクルコンピュータ■ キャットアイ パドローネ
サイクルコンピュータの選び方例
キャットアイ以外でも多くのメーカーが自転車の速度計を販売していますが、このページではサイコンの解説としてキャットアイの商品を例に解説をします。
有線タイプか無線タイプか
最初の選択肢は有線か無線(ワイヤレス)か。これによって価格の差が大きくなるのですが、「無難かつ主流」という理由を付けて無線モデルで探し始めると時間を無駄にしないでしょう。
有線タイプは基本的に自転車に付けっぱなしで人目に付きやすくイタズラされる恐れがあります。
バックライトがあると見やすい
サイクルコンピュータをこれから買う人にはバックライトが点灯するタイプがおすすめ。
…と言うのは例えば、日中にスマホの液晶画面が見辛い時がありますよね。省エネ設定で液晶画面の明るさを部屋の明るさ(暗さ)に合わせたまま太陽の下に出ると、ほとんど画面が見えないことがあると思います。
バックライトが点灯する液晶画面のサイクルコンピュータはその点の視認性は抜群。サイコンは常に画面を注視することはありませんが、乗車・走行中、視線を逸らした一秒以下で確実に視認できるのはバックライト点灯タイプ。
当然、夜間走行でも速度・距離計の威力を発揮します。
■ サイクルコンピュータ バックライト■ サイクルコンピュータ ワイヤレス
サイクルコンピュータの取り付け手順
簡単に解説していきます。
無線サイコンはセンサーと本体
走行距離・走行速度を計測する標準的なワイヤレスサイクルコンピュータは本体のほかにタイヤの回転数を本体に送るセンサーユニットと回転数反応を送るマグネットがセットになっています。
取り付けるサイクルコンピュータはキャットアイのストラーダ。バックライトはありません。
サイクルコンピュータのセンサーの装着
サイコンのセンサーユニットはタイラップでフロントフォークに取り付けます。センサーユニットからハンドル部に付ける本体までの距離は近くなければ反応を拾わないのでリアフォークには遠すぎて付けられません。
ホイールのスポークにはマグネットを取り付けます。車輪が回転する際にセンサー直近に磁力を送り、センサーは本体に回転数を送信する仕組みです。
本体はあらかじめ登録しておくタイヤ一周分の距離とセンサーからの回転数を計算し速度や距離を表示するわけです。
サイクルコンピュータ本体の装着
ステムに巻き付けられているのがサイコン本体が装着される台座。ハンドルについているのはライトの台座です。
サイコンの台座は本体をスライドさせることで固定されます。
ストラーダは本体自体をステム側に押すことで「クリック」されて表示モードが変えられる仕様のサイクルコンピュータ。手袋をした冬場などでも簡単に平均速度やトップスピードの表示を切り替えられました。
説明書を見ながらタイヤの外周の長さをセットして走り出せば走行中のスピードがリアルタイムで表示されます。
サイコンの電池はボタン電池
滅多に消耗しませんが、サイクルコンピュータの表示動力はボタン電池。本体とセンサーに一つずつあるので、「故障かな?」と思った時は両方入れ替えてあげましょう。
グレートジャーニーも通勤自転車もおすすめ
サイクルコンピュータは速度&距離の計測記録計。
中高生~大学生の長期休暇や、定年・自営業人の超長距離自転車旅人さんが何百キロ走ったかを記録してくれることでペース配分できます。
もちろん短距離の往復の自転車通勤者や、サイクリングロードを走るロードバイクの一人トレーニングにも自分なりの目標が数字という形で目に見えるのでおすすめ。
何キロ走ってきたか、どれくらいの速度なのか、全くわからないサイクリングがガラっと変わるのがサイクルコンピュータの副作用効果。
バイクツーリングや自転車キャンプ、登山キャンプの人は軽量化や積載・携行・雨天時の対応など「それまでの行程の全て」を楽しむ遊び方。
車で到着するだけの観光地巡りではなく、時々キャンプや登山をおでかけに取り入れてみましょう。