キャンプ未経験者向けの解説ページ。キャンプ場には何があるの?何が必要?を知るだけでおでかけの選択肢が広がります。
おでかけなびのキャンプ解説は小さなキャンプ。登山や秘境地帯の散策前日にテントを張って休むスタイル。
お子さんや町内会のバーベキューではない数百円の寝泊まりキャンプのあれこれを参考にしてみましょう。
「はじめてキャンプ」のハードル崩し
キャンプの未経験者や初心者にとって、キャンプ場は謎の私有地。でも2ヶ所も経験すればだいたいわかります。最初にキャンプ場の設備について解説です。
別ページで解説しますがキャンプ場は密林のサバイバル生活ではなく地主さんのお庭の滞在施設です。
静かに一夜を過ごしてくれればテントを張って寝てもいいですよーの場所なんですね。
自炊用品を車に積んで料理をしに行くのがキャンプではない(してもOKです)ので本当に必要な荷物は実は少なくてOK。
1~2万円の準備でシンプルに寝泊りしてみましょう。
■ 少人数用テント■ 寝袋
■ ランタン
上記がキャンプで必要な三種の神器。少人数用テントは「ツーリングテント」のキーワードで検索設定しています。
知り合いと行く「ソロキャンプ」でも、イビキや寝返りや同性と同じテントで寝るのはアレなので、それぞれ別のテントの方が現実的なのです。
お子さん連れのファミリーキャンプはもちろんご家族テントです。
キャンプ場の設備 トイレの例
十和田湖の湖畔にある宇樽部(うたるべ)キャンプ場のトイレです。
いきなりの解説が「トイレの紹介」なのですが、キャンプ場=野外のトイレに不安を感じる人もいるはず。
結構…ではなく、かなり綺麗ですよね。十和田湖は国立公園・特別名勝・天然記念物地域のため、こちら「市営(十和田市営)」なんです。
紹介の流れでいきなり簡易・仮説トイレのキャンプ場を紹介するのは申し訳ないのですが、こちら、そもそも「無料キャンプ場」の愛知県にある桑谷キャンプ場。
無料=収益ゼロのキャンプ場でトイレが設置されているだけでも感謝です。
こちらは岩手山の馬返し登山口前の馬返し(無料)キャンプ場のトイレ。公園や道の駅にトイレがあるように、キャンプ場のトイレは普通にキレイ。
岩手山登山口前にあり、左奥にある円筒の水飲み場はとても冷たくて美味しい鬼又清水が24時間流れ出ている湧水口です。
キャンプ場の設備 かまど場・炊事場の例
続いて「かまど」の類のご紹介。かまどについては、コンビニやレトルト食品が発展した近年では飯盒炊飯的なキャンプはわざわざしないので、無理に食材を持ち込んでカレーを作る必要はありません。
…と、焼き肉パーティーキャンプを全否定してそうなお話の流れですが、家族キャンプでお子さんがいれば、じゃがいもの皮をむいてアレコレしてを「キャンプ」とするのはとても良いお話。
「キャンプっぽくないカセットガスコンロ」でもいいし、コンビニ弁当キャンプだって全然構わないのです。
■ カセットガスコンロ■ カセットガスバーナー
上の写真は白神山地の入口にあるキャンプ場・アクアグリーンビレッジANMONの調理棟。水道やかまどがあります。
日光中禅寺湖にある菖蒲ヶ浜キャンプ場のかまどスペース。
蛇口をひねれば水が出る炊事場も点在しています。
岩手県の龍泉洞青少年旅行村キャンプ場の炊事場。
キャンプ場の設備 シャワー設備・お風呂の例
白神山地のANMON。露天風呂までありますがここは別格の特殊な例。
上の写真は熊本県の天草にある龍ヶ岳山頂キャンプ場のシャワー棟。
こちらは島根県の大山登山口前にある下山キャンプ場のシャワー室内です。シャワーが備え付けられているキャンプ場はたいていコインシャワーなので、小銭を持って利用します。
ボイラーの絡みがあるので利用時間も常識的な時間帯に設定してあります。
キャンプ場の設備 ゴミ捨て場の例
岩手山の馬返しキャンプ場ですが、無料キャンプ場のためゴミ捨て場はありません。自分の所有物は全て持ち帰りましょう。
本州最北端の大間崎キャンプサイトも無料サイト。ゴミ置き場はありません。
尾瀬ヶ原の山の鼻キャンプ場。有料キャンプ場ですが言うまでもなくゴミ置き場はありません。
十和田湖畔の宇樽部キャンプ場のゴミ捨て場。熊の生息地のため、管理者の指定ルールを守ってちゃんとゴミを捨てましょう。
基本的に、有料キャンプ場はビジネスなのでゴミ置き場はありますが、富士山の山頂にゴミ捨て場が無いのと同じように無料キャンプ場や自然保護地域などの秘境には通常ありません。
キャンプ場のその他の施設
鹿児島の南端、かいもん山麓ふれあい公園キャンプ場の敷地内にある子どものための遊具施設。
東北地方の区画化してリゾート経営をして廃業になった高い料金設定のキャンプ場には洗濯機がありました。
島根県の大山前の下山キャンプ場は小中学生の林間学校で使われるタイプのキャンプ場。キャンプファイヤーサイトの他、常設のテントハウスがありました。
日光の菖蒲ヶ浜キャンプ場には大勢が利用できるテーブルとベンチ。オートキャンプでテーブルを積んで持って行く必要は必ずしもなかったりします。
キャンプ場の様子が判れば楽勝です♪
おでかけなびのキャンプ移動は御覧のような(掃除してない)原付二種スクーター。
シート下に入っているのはツーリングテント。ステップに見えるのが寝袋で、キャンプはあとランタンがあればできちゃいます。
登山口前のキャンプ場ではバーベキューをしなくてもコンビニ弁当やおにぎりを食べて早朝から自然地帯を歩くキャンプ泊が向いています。
クルマの人は「最小単位」から少しずつ「あったら楽しそう」な物を増やしていくと良いでしょう。