北海道の「首」のような位置のノドボトケのような突き出し部分が室蘭市の地球岬。本当は地球ではなくアイヌ語的なキチウ岬。
ひし形の北海道で襟裳岬にお立ち寄りできない人は洞爺湖からちょっぴり足を延ばして地球岬へ。
一人歩きの小さな旅をはじめましょう。地元の人は日帰りでウロチョロしに行ってみよう。
室蘭市の「断崖」国の名勝・チキウ岬
洞爺湖南岸の洞爺湖温泉や有珠山から南におよそ40km。
バイクに乗る旅人はなぜかその土地の先端である「岬」へ向かってしまう習性があるようで、無駄に灯台を目指してしまったりします。
到着したのは室蘭の尖った場所の地球岬。「ピリカノカ」と名付けられた国の名勝(絵鞆半島外海岸)指定地域とのこと。
ピリカノカはアイヌ語で「美しい・形」を意味する言葉、チキウは「チケプ(断崖)」が訛った言葉が由来だとか。
ちょっと迷いやすい地球岬までの道路
グーグルマップをぐりぐりしていただけるとわかるのですが、地球岬へ至る道路は道道919号。
ところが、国道36号が室蘭本線に阻まれて横断しにくく、道道919号(地球岬観光道路)の一方は山村の枝道と化しているため、カーナビを見ながら走っているわけではないライダーやサイクリング人には迷いやすい(なかなか接近できない)のがこのあたり。
国道36号は125cc未満のバイクが強制排除させられる場所もあり、同じ場所をグルグル回ってどうにかこうにか地球岬へたどり着いた記憶があります。
バイクの人は国道36号に頼らず、早めに道道919号に入ってゆっくり走った方が到着しやすいかも。
地球岬展望台まで駐車場から5分程度
道路に迷いつつもやってきた室蘭の地球岬。写真が後先になりますが、上の写真が地球岬展望台から見下ろした駐車場やその向こう側の室蘭岳方面の景色です。
駐車場前にお土産屋さんが数軒、そのほかはトコトコ5分ほど歩いてココに登ってきます。
そんな距離感でこちらがその地球岬展望台。
「親である・断崖」という意味でアイヌ語で呼ばれていたという「ポロ・チケプ(=訛ってチキウ)」。
母なる岬に包み込んでいただくことにしましょう。
地球岬展望台に上るとこんな感じ。さあ、一眼レフの出番です。(紹介写真はすでに一眼レフ撮影ですが)
地球岬から見える地球岬灯台と渡島半島
地球岬展望台から眼下に見える白亜の灯台はチキウ岬灯台。
立ち入り禁止の灯台で観光的な灯台ではありませんが、地球岬のシンボルと言える美しい景色を形作ってくれています。
チキウ岬灯台、絵になりますよね。15mの灯台で海上保安庁の管轄施設です。
チキウ岬灯台のはるか彼方にうっすら見える島影は青森県…ではなく、内浦湾を挟んだ北海道の渡島半島。
駒ケ岳は見えるかな~?
ざぱ~ん。(*^▽^*)
道道919号=地球岬観光道路も良かったよ
写真は掲載しませんが、地球岬のふもとから伸びている道道919号は地球岬観光道路の異名があります。
金屏風、チャラツナイ展望所、トッカリショなど、高台から自然の力で形成された海岸の奇岩地形を展望できるスポットが点在して綺麗でした。
道民さんはカメラ片手におでかけしてみると良いです。
まだ行ったことない人は観ちゃダメ
YouTubeの地球岬のおでかけ散策動画をピックアップ!観光地動画は「そのものズバリ」なのでまだ行ったことの無い人は見ちゃダメー。
マイナーな岬ですが、国の名勝の景勝地。襟裳岬まで行けない人はチキウ岬を歩けばOK♪