アナグマ(ニホンアナグマ)は食肉目イタチ科アナグマ属の野生動物です。
見た目がタヌキに似ていますが、タヌキさんはネコ目イヌ科タヌキ属で、アナグマさんはフェレットやオコジョなどの胴長のイタチの仲間。
イタチ科なのに何をどう間違ってしまったか、ウォンバットのようにずんぐりむっくりな身体になってしまいました。
ムジナと呼ばれるイタチ科のアナグマさん
生息地域は本州・四国・九州。都会暮らしでは見たこともない動物になりますが、農山漁村地域では資格者による駆除対象の害獣とのこと。
国立公園などの自然地帯では鳥獣保護地域に指定されている場所もあるので、見境なく駆除することはないようです。
アナグマに出会った人々の動画映像
字幕の解説が秀逸なアナグマさんのお散歩動画。
長野県の方の映像です。
民家の側溝に身をひそめるアナグマさん。ネコさんたちにはバレバレでネコパンチを受けている模様。
鼻筋だけ見ると猪の子供の「ウリ坊」みたいに見えます。四国の徳島・高知の方の動画です。
アナグマさん、よたよたトコトコ気ままに歩いています。
タイトルが素敵です。山口県の方の動画です。
アナグマさん、美味しいらしい。
山や森という以前に、山林近くにお住いの方の庭先に出没しちゃうアナグマさん。昔話に出てくる「タヌキ鍋」は美味しくないタヌキではなく美味しいお肉のアナグマさんのようです。
夜行性のアナグマさんは昆虫、ミミズ、カエル、爬虫類、鳥類、小型哺乳類、果実、キノコなどを食べる肉食&雑食性。エサを探すのに土を掘り返して食べてしまうため、畑に出没すれば数か月かけて実った野菜も食べられまくるのでしょう。
漢字では「穴熊」と書かれ、古い呼び名は「ムジナ(狢)」。タヌキやリスやオーストラリアのオポッサム、アナグマなどが狸寝入り(ウソ寝)するのだそうです。
人間を襲うような生き物ではないので「(´-`).。oO 目、悪そうだなぁ~」とか、つぶやきつつ適度な距離感で観察しましょう。