2章2項 サーキュラーPLを使う場面例

[初心者向け]C-PLはどんな場所で使うモノ?

カメラ 女性 撮影

 おおまか解説 

おでかけくん 48サーキュラーPLフィルターは自然の風景写真を撮るのが好きな人と相性の良い撮影用品。水面の反射はもちろん、新緑も紅葉も青空も、余計な白が抑えられてクッキリ鮮やかに。

大歩危 小歩危 吉野川 徳島

 解説前の一枚 

おでかけむすめ 48徳島県の吉野川流域の大歩危・小歩危峡。そこに流れる川の水は乳白色の緑色。入浴剤を溶かし込んだような色の水だけど、川幅が狭いので急流なんだ。河童も流されちゃう。

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高価なサーキュラーPLは必要なの?

サーキュラーPL EXUS

 絶対持っていた方が良い 

サーキュラーPLは液晶モニターなどにも使われている偏光膜を用いたカメラ用品のため、一枚5千円から8千円以上と若干高価。でも『効果と結果を知っている人は結局必ず買う』もの。初心者さんも良い物を使っていこう。

サーキュラーPL ワイドバンド ケンコー

 中古C-PLに要注意 

写真のサーキュラーPLはケンコーの古いモデルのモノ。使えることは使えますが、ファインダーを覗くと暗く、色ムラも出やすくキャップが付けられなかったり…そもそもC-PLは経年で劣化するので結局最新モデルを買い直しました。

~参考写真こぼれ話~
サーキュラーPL ケンコー

おでかけくん 48

千円でも二千円でもお得だと思って出費した金額まるまる、使われないモノになってしまうケースって、考えたら一発で使える物を買った方がお金も写真結果もベストなんです。なおサーキュラーPLは紫外線や高温環境下でどんどん劣化していく性質があるので中古品にも注意。

 

サーキュラーPLを使う場面例 水辺編

仁右衛門島 千葉

 海+サーキュラーPL 

千葉県鴨川市にある仁右衛門島。サーキュラーPLを効かせて撮ると海の底の砂浜が透けて見え、さながら沖縄や熱帯の海のような写真に。海底が岩場なら反射が除かれるのでクリアな岩が見えるようになります。

白髭神社 琵琶湖 滋賀

 湖+サーキュラーPL 

写真は滋賀県の琵琶湖のほとりにある白髭神社の鳥居。湖は天気の良い穏やかな日は絶好の写真日和。ごく浅い湖底には石がごろごろしている様子がわかります。角度的に水面近い手前が透け透けですね。

~参考写真こぼれ話~
サーキュラーPL レンズ 一眼レフ

おでかけむすめ 48

外房だけど千葉県の海がサンゴ礁の海のようになってますね。琵琶湖も北へ行くほどのんびりした景色でした♪水面は肉眼ではテカテカなのだけど、反射を打ち消すとこうなります。画像処理ソフトの着色ではないのがポイント。

 
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サーキュラーPLを使う場面例 陸地編

尾瀬ヶ原 木道 ハイキング 群馬

 森林+サーキュラーPL 

サーキュラーPLの使用場面例。緑の葉は反射がないので色が濃く、木道の下の水の流れにも白い反射光が無く、静かな世界に見えます…と言ってますが、案外「こう撮れました」という結果論が本当のところ。

吹割渓谷 紅葉 群馬

 紅葉+サーキュラーPL 

紅葉の落ち葉が積もる湿り気のあるハイキング道。森や林の道は山の湿気や冷え込みの夜露で湿っています。つまりは濡れているので反射光でテカテカなんです。

~参考写真こぼれ話~
吹割渓谷 紅葉 群馬

おでかけくん 48

初心者の人は後回しにしがちなサーキュラーPLですが、まずは「使う場面」を考えてイメージしてみましょう。これから先のおでかけの機会、天然由来の鮮やかな景色写真が残せたはずなのにスマホの加工アプリ(写真データはアプリ会社に送られて商用利用されています)写真をせっせと撮るだけじゃ、ちょっともったいない。

 

C-PLを使わない方が良い場面例

鳥海山 山形

 湖の逆さ富士的風景 

秋田と山形の県境にある鳥海山。よくある逆さナントカ的な一枚です。サーキュラーPLは水面の反射光を打ち消してしまうので、こういった写真は風景写真でも使わない方が良い結果を得られます。

摩周湖 北海道

 鏡面=反射の景色 

こちらは北海道の摩周湖。もう言葉を失う美しい絶景です。その場にいたベテランさんの後姿も入れてみました。絶景風景写真=サーキュラーPLではありません。理由はもうお分かりですね?

~参考写真こぼれ話~
一眼レフ 三脚 撮影

おでかけむすめ 48

風景写真になんでもかんでもサーキュラーPLというわけではないようです。白っぽい反射光が取り除かれた風景は色が濃くなりコントラストが上がるのですが、肉眼状態では白っぽい風景が普通の景色なので「違和感」が強くなってしまう場合もあります。

 

汚れに強いサーキュラーPLはこれ

マルミ ポケッチ LS 大厚
  DHGスーパーサーキュラーPL 

サーキュラーPLは基本的に昼間の屋外で使う実戦タイプのフィルター。定番と言えるPRO1Dシリーズは防汚性を高めるコーティングはあまり良くありません。正直マルミのスーパーの方のサーキュラーPLがおすすめ。

~参考写真こぼれ話~
PRO1D サーキュラーPL ケンコー

おでかけくん 48

サーキュラーPLは昼間に使うフィルター。山歩きや海辺などいつの間にか汚れそうな場面で使う機会が多く、プロテクトフィルターの重ね使用もしないため、単体でも防汚性に優れたサーキュラーPLが重宝されます。☆52mm…4千円前後 | ☆58mm…5千円前後 | ☆77mm…8千円前後。

 

一枚あるだけで違うサーキュラーPL

おでかけむすめ 48

新しいカメラ、新しいレンズを購入した時、予算的に厳しいのはよくわかります。でも、景色の良い場所を前に準備不足でスマホと全く同じ白い水面の写真だけしか撮れないのは機会がもったいないですよね。三脚より優先的に一枚取り寄せておくべき特殊フィルターだと思います。

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